コンピューターなどの大切なものを部屋ごとに地震の被害から守る免震装置
概要
床免震構法とは
  免震構法には建物全体を地震から守る『建物免震』と、ある部屋やフロアーだけを地震から守る『床免震』があります。
建物免震を採用することができれば、建物自体とその中の人や物までも守ることができ、地震に対しては最善の方法であるといえます。しかし、建物免震を採用する場合には在来工法で建てる場合に比べてコストがアップすること、建築センターの評定を取得する必要があること等の制約があります。
それに対して床免震構法は既存建物にも採用でき、必要部分(部屋)だけを床免震にすればコストも抑えられ、短い期間で施工できるというメリットがあります。

二次元床免震支承


特長
 コクド床免震は”転がり支承”という独自の方法を採用しています。円弧レールと車輪で減衰力と復元力を得ているために、バネやダンパーを使っていません。その為得られる優れた特長は以下の通りです。

(1) 優れた安全性と免震効果
兵庫県南部地震(JMA KOBE 最大加速度818gal)の揺れを約1/8(100gal程度)以下に低減。

(2) 積載重量が変わっても免震性能が変わらない
バネやダンパーを使っている免震装置は、積載重量が変わると免震性能が変わってしまいますが、コクド床免震はそれらを使っていないので、積載重量が変わっても免震性能は変わりません。積載重量がいつも一定でない収蔵庫や、数年ごとに装置が変わるコンピュータ室等に使うには最適です。

(3) 積載物が偏っても(偏心荷重)免震性能が変わらない
床免震装置の上に乗る積載物は、コンピュータにしろ収蔵品にしろ、バランスよく重心が真ん中にあることはほとんどありません。そのように積載物が偏って乗っていると、地震時に床免震装置が捻れ加速度が増幅する上に、想定した以上のストローク(=振幅)が生じて壁や固定部に衝突するおそれがあります。しかしコクド床免震はレールと車輪方式を採用しているので、そのような力が加わっても捻れることがないので安心です。

(4) 設置が簡単でメンテナンスがほとんど不要
コクド床免震は、新築にはもちろん、既存の床にも設置することが可能です。また、ダンパーや感震器及びストッパー等の余分な部品がないことと、車輪部分にボールベアリング等を使っていないので、潤滑油などの給油が不要なために性能を維持するメンテナンスはほとんど不要です。通常の点検もレール部分に障害物が無いかをチェックする程度で、専門的な知識がない方でも簡単にできます。


コクド床免震導入実績一覧(抜粋) (2010年5月現在)
物件名 用途・形式 規模
さいたま広域合同庁舎U−1工区建築工事
18階三次元床免震
電算室の三次元床免震 免震部分:128.8m2
部屋全体:242.0m2
(仮称)御代田町複合文化施設 展示室の二次元床免震 免震部分:61.9m2
部屋全体:89.3m2
東村山保健福祉センター・情報センター 電算室の二次元床免震 免震部分:7.4m2
部屋全体:89.8m2
豊明市消防庁舎 通信司令室の二次元床免震 免震部分:39.0m2
部屋全体:69.0m2
沼津南消防署  通信司令室の二次元床免震 免震部分:68.0m2
部屋全体:130.0m2
源通寺 須彌壇の床免震 免震部分:6.6m2
吉野町病院 薬品庫の二次元床免震 免震部分:3.6m2
某電算センター サーバー室の二次元床免震 免震部分:208.7m2
部屋全体:290.3m2
高知県庁舎北庁舎 電算室の二次元床免震 免震部分:17.2m2
部屋全体:60.0m2
某運転免許センター 電算室の二次元床免震 免震部分:70.0m2
部屋全体:135.0m2
某信用金庫 電算室の二次元床免震 免震部分:5.5m2
部屋全体:19.8m2
尾花沢消防署 通信司令室の二次元床免震 免震部分:32.3m2
部屋全体:61.4m2
某流通倉庫 サーバー室の二次元床免震 免震部分:90.0m2
部屋全体:132.0m2
尾道地区消防本部・消防署・防災センター庁舎 通信司令室・通信機器設置室の
二次元床免震
免震部分:75.2m2
部屋全体:162.3m2
某研究施設 精密機器の二次元床免震 免震部分:25m2
全体:50m2
某製造施設 電算室の二次元床免震 免震部分:6m2
部屋全体:70.4m2
平成8年3月(財)日本品質保証機構適合
平成9年6月建設省(現:国土交通省)技術評価取得
免震床構法「JAM免震システム」(2次元) 建技評第96228号
免震床構法「JAM免震システム」(3次元) 建技評第96229号


施工事例−1(豊明市消防庁舎)
   
室内の様子   建物外観  

施工事例−2(さいたま新都心合同庁舎)
 
三次元床免震装置