
入社年:2021年
建築事業本部
- 施工管理者
- 吉田 匠
大学では、建築学部で設計を学ぶ。現在はマンション建設現場で、施工管理を担当。仕事は積極的だが、休日はのんびりすることが好き。最近ハマっていることは、韓国ドラマの鑑賞。
- ※ 所属等は2025年1月現在のものです
- 施工管理者
- ものづくりの最前線で、工事がスムーズに進むよう指示・調整を行う現場監督。
原価、品質、工程、安全などさまざまな要素を把握できる、高度な専門知識や経験が要求されます。
自分がやりたいことって、何だろう?
幼い頃から、兄がやることは自分も当然やるのだと思ってきた。進学先を決めるときに建築学科を選んだのも、兄が建築関係の仕事に就いていたからだ。詳しい仕事内容は分からずとも、大きなものをつくる建築という仕事は、魅力的に見えた。

大学では、建築士を目指して設計の勉強をしていたのですが、周りを見てみると自分が本当に設計に向いているのかどうか、自信が持てなくなってしまって……。どうしようかと考えている時に紹介されたのが、施工管理の仕事でした。

悩むよりも、飛び込んでみる。吉田は手始めに、建築の現場を体験できる2日間のインターンシップへと参加した。現場を行き交う人々の活気。力強く荷を吊り上げる建機の躍動感。そしてなにより「力を合わせて大きなものをつくりだす」という建設現場ならではのスケール感が、吉田を魅了した。
施工。この世界を、もっと深く知りたい、感じてみたい。2日間では足りないと考えた吉田はさらに1ヶ月をかけ、高層マンションや物流倉庫、食品倉庫など様々な現場を見て回る。


その中でも特に高層マンションが印象的で、その姿に思わず「でっけえなあ」と声が出ました。そして何より「自分もやってみたい!」と思えたんです。
この世界こそが、自分の活躍のステージになるに違いない。そんな確信を得た吉田は、施工管理として日本国土開発への入社を決めることになる。
未知への挑戦。だからおもしろい
入社後、ローテーションでさまざまな現場を体験した吉田は、配属先を命じられるよりも先に自ら手を挙げた。およそ100m四方、サッカー場を上回る面積を誇る、巨大な鉄骨造の物流倉庫の案件だ。

最初に大きな物件に携わっておけば、後がラクかなと思って……。

ところが、構内を一周するだけでも10分ほどかかるこの物流倉庫は、容赦なく吉田に洗礼を浴びせた。
慣れない現場での移動は体力自慢の吉田にとっても簡単なものではない。さらに現場は積雪地帯にあるため、予定通りに工事が進まないことも多い。その都度発生する工程の変更や各方面との調整、コミュニケーションの難しさも現場経験の少ない吉田を苦しめた。

こんなにも思うようにいかないのか……とさすがにちょっとくじけそうになりましたね。でも、竣工のときに職人さんや上司から「ありがとう、よく頑張った」と言ってもらえたことで全て報われた気がします。
大きな試練を乗り越えた吉田の次なる挑戦の舞台は、マンションの建設現場だ。倉庫とは何もかも異なる未知の世界だが、吉田は目を輝かせている。


あれを乗り越えられたんだから大丈夫!と思えるし、すべてが新鮮で楽しいですよ。前の現場で学んだこと、大学で学んだことが繋がるおもしろさがあって、毎日が発見の連続です。
未知のものに正面からぶつかり、困難すら楽しみながら攻略していく。兄の背中を追って建築の世界へやって来た吉田はいま、自らのスタイルで道を切り拓こうとしている。
吉田さんの「成長の軌跡」
1年目
研修で多様な現場を経験。積算など、仕事の基礎となるスキルを習得。
2年目
長野の物流倉庫を担当。雪にスケジュールを左右されるなど、思い通り進まない中で、巨大な物件を作り上げた経験は、大きな自信になった。
3年目
現在、名古屋の鉄筋コンクリート造のマンションの建設を担当。初めてのことだらけだが、大学で勉強した「言葉」としての知識が、実際に身になっていることを実感する日々。