健康経営

健康経営

わが社では「企業は人で成り立っている」という考えを基本とし、従業員のさらなる心と体の健康保持・増進に向けて2018年9月に「健康経営宣言」を制定いたしました。

日本国土健康経営宣言

当社は、従業員一人ひとりの心と体の健康づくりを推進し、安全で働きやすく、働きがいのある職場づくりを会社、健康保険組合、コミュニケーション協議会(※)が一体となり強力に推進していくことで、新しい価値の実現に挑戦し、多様な個性と生き生きとした社風をつくりあげ、もっと豊かな社会づくりに貢献いたします。

  • コミュニケーション協議会とは、会社の社員によって組織される唯一の組織団体を指します。

1. 従業員一人ひとりの心と体の健康づくりを推進します。

  • 生活習慣関連の疾患の抑制のために、目標を設定および各種施策を実施し、確実にPDCAをまわしていきます。
  • 24時間対応の健康相談窓口を設置し、がん疾病等重篤な疾病に関する事前相談に対応します。
  • ストレスチェックテストをもとに、本人の気づきと職場の課題を発見、事前に対策をねります。
  • 自立的な健康維持を目指し、健康づくりの各種イベントを実施します。

2. 安全で働きやすく、
働きがいのある職場づくりを推進いたします。

  • 業務の効率化の推進と長時間労働の抑止を重点施策に設定し、全従業員にモバイルパソコンを貸与し、テレワーク等により柔軟でめりはりのある働き方を推進していきます。
  • 介護に関する相談窓口を設け、働き続けることのできる体制を構築していきます
  • 従業員エンゲージメント調査を定期的に実施し、取り組みの評価をいたします。

日本国土開発株式会社
代表取締役社長
健康管理最高責任者(CHO)
林 伊佐雄
令和5年8月25日
(平成30年9月25日 制定)

認定実績

「健康経営銘柄」
「健康経営優良法人~ホワイト500~」

当社は「健康経営銘柄2020、2021、2023(通算3回)」認定され、今年度は4年連続で「健康経営優良法人~ホワイト500~」に認定されました。

「健康経営銘柄」とは、経済産業省および東京証券取引所より、従業員の健康管理を経営的な視点で考え戦略的に取り組んでいる上場企業を認定するものです。

また、「健康経営優良法人~ホワイト500~」とは、地域の健康課題に即した取組みや日本健康会議が進める健康増進の取組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している上位法人として、経済産業省が認定するものです。

ピックアップ News

自社を超える健康増進!
社外向けに健康経営セミナーを企画し開催しました

今年3月、健康経営銘柄企業に認定されたことを受け、環境が年々激化する建設業界全体の健康経営を推進する役目を担う責務から、今回当社安全協力会の皆様向けに健康経営セミナーを企画しオンラインにて開催しました。
今回のセミナーは外部講師を招き、前半は、健康経営とは、から始まり健康経営に取り組むメリットなどの概論を、後半は、健康経営の取組み事例や、質疑応答で従業員の心身の健康が会社の成長に与える影響について考え、各社が抱える課題や悩みを共有しました。
今後も自社を超えた健康増進の取組みを実施してまいります。

オンラインセミナーの様子

健康経営レポート2022年度版を作成いたしました

2018年9月「健康経営宣言」の制定以来、
従業員の健康維持・増進に向け様々な取り組みを進めてまいりました。
今年度も健康経営レポートとして、これまでの取組みおよび施策の成果、そして現状の課題と対策を整理いたしました。
これからも当社は健康経営を推進してまいります。


健康経営レポート2022

健康経営レポート2021

課題と目標

課題

  • 従業員の高齢化に伴い、健康診断有所見者、特定保健指導対象者が増加しており、病気の重篤化予防対策が必要
  • 適正体重維持者率がやや低く、運動習慣の定着、食生活の改善が必要
  • 健康経営推進(働き方改革&健康経営のW改革)に向けた仕組み・体制づくりは整備されつつあり、今後は健康投資効果(意識・行動変容)を検証し、向上させていく

目標

重点施策 指標 目標 実績
2022
年度
2023
年度
2024
年度
2025
年度
2021
年度
2022
年度
健康維持・増進
(疾病予防)
定期健康診断受診率 100% 100% 100% 100% 100% 100%
二次健康診断受診率 98% 99% 100% 100% 98.9% 98.3%
特定保健指導受診率 70% 75% 80% 80% 71.1% 67.8%
メンタルヘルス対策 ストレスチェック受検率 95% 96% 97% 98% 94.4% 99.0%

取り組み施策

病気の重篤化予防

仕組みづくり

  • 年2回の健診(定期健康診断+人間ドック)
  • 二次健康診断の受診率向上
  • 受診日は労働時間として認定
  • 健保との連携による特定保健指導受診率向上
  • 人間ドックは年齢問わず、全社員に対して一人あたり40,000円の補助を実施。
    また女性子宮頸がん20歳以上(毎年)、乳がん40歳以上(2年毎)それぞれ5000円補助。
    更には商品と交換できるMYポイントを約5,000円分付与し、ご家族は一人あたり20,000円の補助とMYポイント20,000円分付与。
    ⇒社員の人間ドック受診率:2018年 52.7%、2019年 56.5%、2020 年50.1%、2021年49.1%、2022年59.9%
ヘルスリテラシーの向上
  • ヘルスケアチャネルの開設、健康動画配信(役員が順番に『健康へのメッセージ』を配信)

健康に関する情報を定期的に配信する『ヘルスケアチャネル』を開設
“身近に感じる役立つ”情報を気軽に観てもらうをコンセプトに従業員の心身の健康をサポートするコンテンツの配信


役員で繋ぐ『健康の輪』バトンリレー
役員が自身の運動習慣や健康に対する想いや考えを語る

【健康の輪】第6回ゲスト 大友役員
【健康の輪】第6回ゲスト 大友役員
  • 主な研修受講率
健康に関するセミナー 対象 2021年受講率 2022年受講率
セルフケア 全従業員 99.4% 99.7%
ラインケア 管理職 99.8% 100%
女性特有の健康課題 女性社員 40.2% 89.8%
  • 健康目標を年度宣言して活動する『健康経営サポーター』を募集

2019年に当初35名でスタートした健康経営サポーターも現在は488名の従業員が賛同し、健康経営に参加しています。
健康経営サポーターは、自ら健康に対する目標を社内で宣言し、職場における健康推進の先駆者として活躍しています。また、当社の健康推進企画等にあたっても数多くの提案や意見がサポーターから寄せられており、会社全体で健康経営の取組みを進めております。

健康経営サポーターの良い取組み事例のご紹介(建築作業所Sさんの場合)

登山を楽しみながら体力をUPさせ、山岳写真展でも入選する腕前に!

歩数ではなくて、高低差を目標にしてより体力をつけたいと思い、『累計標高差 10,000m/年』を目標に登山をすることにしました。健康のためとはいえ、体力を消耗する登山を継続して続けることは凄く大変なことでした。登頂したときの達成感や当社企画の健康施策ウォーキングキャンペーン等も励みになり、累計標高差18,724m/年。目標を大きく上回り達成しました。また写真が趣味というのも相まって、美しい自然を切り取る山岳写真に興味が沸いてきました。意義や目標ができることで心身ともに健康で充実感のある生活を送ることができています。

©Takashi Fujimoto
  • 日本健康マスター検定取得費用の補助

身体の健康づくり

運動習慣の定着
  • ウォーキングキャンペーン

毎月目標歩数を達成した方には、抽選で賞品を送付する企画を通年で実施中。
参加者は前年度から131名増加しており、また投稿一覧で参加者が写真やコメントを共有できるようにバージョンアップし、運動習慣定着に加えコミュニケーション活性化にも繋がっております。

携帯アプリ投稿画面
  • 運動+文化サークル 活動補助金の支給

従業員の運動習慣の向上により心身の健康に良い影響を与えて生活習慣病リスクを低減するとともに、日々の業務に集中し、安全で効率的な活動ができると考えております。また、全国各地にマラソンやハイキング、バトミントンなど地域に根ざした運動サークルが誕生しております。コロナ禍のため、運動に加え文化的な要素を取り入れた新しいカタチのサークル活動も認め、現在18サークル260名の従業員が活動に参加しています。また活動に対して会社として昨年同様費用支援を実施しております(2023年度支援予算100万円)。

バトミントンサークル活動の様子
バトミントンサークル活動の様子
「健康経営優良法人~ホワイト500~」
マラソンサークル活動の様子

上記活動の広まりとともにコロナ渦にもかかわらず運動習慣者比率が維持・増加しています。運動習慣は従業員のストレス状態、生活習慣病リスクも影響すると考えており、これらのリスク要因も従業員とともに会社として改善していきます。

指標 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
日常生活において歩行又は同等の身体活動を一日1時間以上実施 53.4% 49.0% 52.5% 51.8%
1日30分以上の軽く汗かく運動を週2以上1年以上実施 27.9% 30.1% 32.2% 32.7%

情報知ってトク情報

メンタルヘルスケアやメタボ予防のコクド・エクササイズ等カラダとココロの健康に役立つ情報を配信
※コクド・エクササイズとは…コロナ禍でも気軽に行えるエクササイズ


エクササイズ例
○始業前のスイッチ・ストレッチ

©Takashi Fujimoto

食生活改善対策

  • 管理栄養士による献立評価イベントを実施
  • 塩分控えめレシピ集の配布
  • 夜間作業やコンビニが近くにない作業所の為、電子レンジを設定するだけで24時間利用可能な
    ”置き型社食”(1品100円で栄養士監修の惣菜が食べられる)を試験導入

禁煙対策

  • 禁煙外来&禁煙補助薬の補助金全額支給
  • 禁煙チャレンジ時間を設定
  • 禁煙達成者に対する表彰制度の導入
禁煙に成功し表彰されたYさん
禁煙に成功し表彰されたYさん

飲酒対策

  • お酒あるあるアルコール川柳コンテスト

適正飲酒をテーマに川柳を募集し、従業員皆で楽しく適正飲酒への関心を高めています。
第一回の応募総数は214句、優秀作品については社内表彰しています。

高齢者の健康増進対策

  • 保健師による健康面談
  • 体力測定会の年一回開催(身体への負担が少ないシニア向けの測定を7項目実施)

専用の測定ベルトを腰に着用し測定。
結果はリアルタイムで確認可能で、項目ごとに測定結果と体力年齢も数値可され自動評価されます。低い評価項目に関しては、おすすめの運動プログラムも出る為、身体機能の維持向上の継続支援にも繋げています。

高齢者の健康増進対策
体力測定会の様子

メンタルヘルス対策

メンタルヘルスリテラシーの向上

  • 健康に関するe-ラーニングを全員受講
  • メンタルヘルスe-ラーニング(ラインケア/セルフケア)全員受講
  • 健康リスクの高い職場の管理職への産業医による個別のラインケア教育
  • 新入社員研修にて保健師による健康教室を実施

心の健康づくり

  • 各種セミナーの開催(笑いのセミナー、睡眠セミナー等)

毎年実施している睡眠セミナーに加えて今年度は笑いのセミナーを実施しました。

セミナー名 満足度
2020年度 2021年度 2022年度
睡眠セミナー 66.6% 87.5% 91.6%
笑いのセミナー - 92.8% 89.6%
  • 5段階評価(5:非常に良かった・4:良かった・3:普通・2:良くなかった・1:全く良くなかった)のスケールにおいて5ないし4の評価に占める割合

仕組みづくり

  • 社内相談窓口の設定:保健師による心身の健康に関する悩み、女性に特化した健康・更年期等の相談
  • 社外相談窓口の設定:対面・オンラインによるカウンセリング窓口を全国に設置(全額会社負担)
  • 家族を含めた24時間健康相談窓口の設定:健康保険組合の外部委託
  • 保健師による若年層(10~30代)の年1回の個別面談(生活習慣病予防も含む)

疾病との両立支援

  • 当社独自の職場におけるメンタルヘルスケアの手引き
    (メンタル疾患復職支援プログラム)
  • 当社独自のがん復帰・両立プログラム
疾病との両立支援

従業員エンゲージメント調査

  • 社員が心身ともに健康で、生き生きと働き続けられる会社にすべく「働く幸せ」「経営方針」 「組織風土」「働きがいや働きやすさの仕組み」「顧客志向性」「プレゼンティズム」「ワークエンゲージメント」(全39問)を毎年1回実施

社員の健康状態

2022年度 2021年度 2020年度
2019年度 2018年度 2017年度

その他の取り組み施策

取引先の健康増進支援

パートナーシップ構築宣言に参画

日商会頭、連合会長及び関係大臣(内閣府、経産省、厚労省、農水省、国交省)をメンバーとする「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」において創設。企業規模の大小に関わらず、企業が「発注者」の立場で自社の取組方針を宣言する取り組みです。


パートナーシップ構築宣言(205KB)
パートナーシップ構築宣言

取引先への取り組み支援

協力会社に対しても、これまで培ってきた「働き方改革」「健康経営」のノウハウを基にしたコンサルティングをスタートさせました。
昨年度は協力会社であるT建設様に対して健康経営優良法人(中小規模法人部門)認定へ向けて支援を実施し、2023年度も継続して見事認定されました。
更に今期は、当社安全協力会の皆様向けに健康経営セミナーを企画し、24社にご参加いただきました。

協力会社であるT建設様との打合せの様子
オンラインによる健康経営セミナーの様子

取引先への心身の健康に関する支援

当社では協力会社の安全及び健康増進の一つとして、重層構造や工期によって工種や協力業者が入れ替わる建設業の特殊性に対応した「建災防式健康KY・無記名ストレスチェック」を「NEW COHSMSガイドライン」に対応した労働安全衛生マニュアルに取入れ職場環境改善に取り組んでいます。また、従業員と協力会社の皆様が心身ともに健康で、仕事にやりがいをもって生き生きと働き続けられる会社にするために、「現場満足度調査アンケート」を独自に実施しています。

全国建設業労働防止大会での論文発表の様子
全国建設業労働防止大会での論文発表の様子
現場満足度調査アンケート例
  • あなたは、現在の仕事に満足していますか
  • あなたは心身ともに健康に働いていると感じますか

建災防式無記名ストレスチェックの全国展開について(832KB)

健保および他社との連携

日本国土開発健康保健組合による健康活動の推進

日本国土開発健康保険組合では、ICTを活用した取組みで、健康情報やご自身の健康診断結果の閲覧、 運動や睡眠、血圧等のバイタル記録ができるポータルサイトを作成しております。
また健康意識を高めるために、独自の健康増進イベントを積極的に企画。そしてそのイベント参加者やポータルサイト閲覧者、バイタル記録時、健康診断結果優良者、人間ドック受診者に対して商品と交換できるMYポイントを付与しています。
また当社の健康経営の推進に携わる従業員に、毎月、他社の良い取り組み事例等が記載された情報誌を配布しております。

企業・自治体との連携による健康経営の推進

健康寿命をのばす国民運動

厚生労働省では「健康寿命をのばしましょう。」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした、国民運動「スマート・ライフ・プロジェクト」を実施しております。
運動、食生活、禁煙、健診・検診をテーマとしており、当社もこの運動に参画し、従業員全員の健康維持・増進を進めてまいります。

プロジェクトに参画し、企業・自治体と連携しながら健康経営を推進

がん対策推進企業アクション

がん対策推進企業等連携事業(がん対策推進企業アクション)では、職域におけるがん検診受診率向上を企業連携で推進していくことで、“ がん”と前向きに取り組む社会気運を醸成。企業が率先して「がん検診受診」の大切さを呼びかけることにより、受診率50%以上をともにめざしている国家プロジェクトです。当社もパートナー企業として、従業員のがん検診受診率向上に向け健保と共に連携し取り組んでおります。

がん対策推進企業アクション

スポーツエールカンパニー

スポーツ庁が、スポーツ実施率の低い20~50代の「働き盛り世代」へ健康的なライフスタイルを定着させることを目的に、従業員に運動機会の提供および実施に向けた積極的な取り組みを行っている企業を認定するものです。
当社も健康的なライフスタイルを定着させるためには、一日の大半を過ごす職場において、スポーツに親しむきっかけづくりを進めていくことは重要と考え、主体的な運動活動定着に向けて様々な企画を実施し運動支援をしております。

スポーツエールカンパニー

東京都スポーツ推進企業

東京都が、従業員のスポーツ活動の促進に向けた優れた取組や、スポーツ分野における支援を実施している企業等を認定するものです。
認定企業は、認定ステッカーの活用やスポーツインストラクターの派遣などのメニューを利用することできます。
当社においては、健康経営サポーター制度の導入や、従業員の”日々の歩く”をサポートするウォーキング企画、運動サークル活動支援等が優れた取り組みとして紹介されました。

東京都スポーツ推進企業

その他

当社の採用選考に応募いただいた動機をアンケート調査

新卒採用活動において、当社の選考に応募していただいた動機をアンケート調査した結果、「働き方改革・健康経営」の回答数は全体の41.7%と高い評価を得ました。

メディア掲載実績

女性の健康対策 厚労省の研究報告書で紹介

厚生労働省 令和2年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業「妊産婦及び妊娠・出産に当たっての適正な栄養・食生活に関する効果的な情報発信に関する調査」の研究報告書で当社が紹介されました。


研究報告書(※P175)(7.56MB)
女性の健康対策 厚労省の研究報告書で紹介

オンライン対談が日本経済新聞に掲載

日本経済新聞に弊社代表取締役朝倉と経済産業省藤木審議官との健康経営についてのオンライン対談が掲載されました。
※2020年5月28日掲載


NIKKEI Smart Work記事
オンライン対談が日本経済新聞に掲載

フジテレビのビジネス番組「ビジネスstyle」に出演

ビジネス番組に、弊社代表取締役朝倉がフジテレビアナウンサーの椿原慶子さんから経営理念や健康経営についてインタビューされる形で紹介されました。
※2021年4月21日放送

フジテレビのビジネス番組「ビジネスstyle」に出演