気泡混合土工法
気泡混合土は発生土に、水とセメントなどの固化材を混合して流動化させたものに、気泡を混合して軽量化を図った土です。通常の土砂に比べて軽量なので、地盤などに与える荷重を軽減することができます。
また、流動性があるので、ポンプ圧送による施工を行うことができ、締固めが不要なため施工が容易です。さらに泥土などの低品質な土も利用することができ、発生土のリサイクルに有効です。
※本工法は建設省土木研究所(現;独立行政法人土木研究所)と財団法人土木研究センターおよび民間企業の共同研究の成果として開発されたものです。本工法は特許工法です。

特徴
- 湿潤密度を0.6~1.2t/m3の間で任意に設定することができます。
- 高い流動性を持ち、狭小な空間への充填を容易に行います。
- ポンプ圧送ができ、転圧・締固めが不要なため施工の省力化を図ることができます。
- 一軸圧縮強さを1000kN/m2程度までの範囲で設定できます。
- 各種の発生土を有効に利用することができます。
適用例

