動圧密工法

特徴

動圧密工法(重錘落下締固め工法)は、重量10~25t程度の鋼製ハンマーを、10~25mの高さから繰り返し自由落下させ、地表面に衝撃を与えることによって地盤を締め固める工法です。

 

  • 岩砕、砂礫、砂、廃棄物(ゴミ)など、広い範囲の地盤に適用できます。
  • シンプルな工法のため、他の地盤改良工法に比べて経済性に優れます。
  • 巨大な瞬発エネルギーが、地震に対して強い安定した地盤をつくります。

用途・適用例

岩砕盛土地盤

N値の増加を図り、支持力を増強。
地盤の支持力が増強するため、基礎杭なしで一般的な構造物の構築が可能です。
また、地盤の強制圧縮、均一化により不等沈下を防止します。

砂質地盤

地盤の密度を増加させることで、液状化を防止します。
強大な衝撃を繰り返し与えることで、地震に強い安定した地盤を形成。
地盤の支持力が増強するため、基礎杭なしで一般的な構造物の構築が可能です。

廃棄物の減容化

一般処理場におけるゴミの圧縮率は20%〜30%。
打撃の繰り返しにより層内に多量に滞留している有害ガスの強制排出を行うため、地盤の安定化による処分場跡地の高度利用にも最適です。
他の工法と比べてスピーディーで経済的です。

施工情報

施工状況

地盤改良

廃棄物の減容化

実績

  • 富山空港

用途:ゴミ埋立地盤支持力増強
施行量(㎡):60,000

  • 藤前流通・業務団地

用途:ゴミ地盤支持力増強
施行量(㎡):135,000

  • 箕沖埋立地

用途:廃棄物減容化
施行量(㎡):150,000

  • 愛知県廃棄物最終処分場

用途:廃棄物減容化
施行量(㎡):12,000