エンジニアとしての好奇心に背中を押され
長年、生産ラインの制御に関する仕事をしてきました。材料がさまざまな工程を経て製品になるまでを自動化する「シーケンス制御」と呼ばれるものです。
実は、私が日本国土開発に移ってきたのは、40歳を過ぎてから。異分野だけに困難もあるかとは想像していました。それでも、エンジニアとして新たな領域に挑戦することへの好奇心が勝りました。今は、回転式破砕混合機の制御を自動化するための技術開発に取り組んでいます。
成功するまでやれば、失敗も「経験」になる
前職でもさまざまな経験をしてきましたが、ここで行われているのは非常にチャレンジング、かつエキサイティングな研究だと思います。あらゆる土砂をその場で、しかも自動で改良するという機械は、まだ世界には存在しませんから。だからこそ、失敗を恐れずに成功するまで徹底的に取り組むという姿勢を大切にしていきたいと思っていますし、その成果が少しずつ形になり始めていると感じています。
ここには、さまざまな分野で経験を積んだエンジニアが多くいます。私も、体力は衰えましたが(笑)、若いエンジニアの柔軟な発想や、技術の進歩についていくだけの気力は十分なつもりです。これまでの経験を、新たな価値の実現のために活かしていきたいと強く思っています。