
国境も分野も越えて、専門外に飛び込む
大学院進学を機に中国から来日し、修士課程では石炭灰中の重金属の研究を、博士課程では衛星画像と地理情報システムを活用した鉱山土地改変の研究をしていました。修士と博士であえて違う分野を選んだのは、現代の複雑化した社会課題に向き合うには、一つの専門性だけでは足りないと感じたからです。
「自分の多様な経験を活かすなら、あらゆる技術が集まる建設業界こそがベストなフィールドだ」。そう考え、研究開発部門で募集のあるゼネコンに絞って就職活動をしていました。その中でも、ゼネコンの枠を超えてさまざまな技術に挑む姿勢に魅力を感じ、入社を決めました。
好奇心のままに、複合的な解決策を
現在は先輩のサポート役として、新たに開発した自走型回転式破砕混合機の現場実証と、建設機械に不可欠な油圧制御の開発に携わっています。これまでと同様、今回も未経験の分野ですが、あえて専門外に飛び込み、未知の世界を知ることは何よりワクワクしますし、分からなかったことが分かるようになると達成感があります。
かつて、「自由に空を飛びたい」という一心で飛行機を作り上げた人がいました。きっと、技術があったから作ったのではなく「飛びたい」という強い思いがあったからこそ、道が拓けたのだと思います。機械、電気、土木、そして現場も設計も。実現したいものを自分の手で形にするために、今後も一つの領域にとらわれず、貪欲に学び続けていきたいです。