土の世界を解き明かし、確かな安全を

土質地盤グループ
平岡 空

きっかけは、南海トラフ地震への危機感

私の人生観が変わったのは、高校時代のことです。専門家の講演会で、南海トラフ地震の発生時期の予測を聞いた時でした。ふと思ったのが、「その時、自分は働き盛りの年齢だ」ということ。「何か自分にできることはないだろうか?」そう考えるようになりました。

これをきっかけに、防災・減災の分野、人々の安全を守ることに興味が芽生え、大学では地質構造学の道へ進みました。現場の土や岩を直接目で見て、触れなければ分からない真実がある。ゲーム会社のプランナーなど、まったく違う種類の仕事にも興味はあったんですが、高校生の時に感じた使命感が、私を建設の世界へと導いてくれました。

ベテランの勘を、確実な手段に

現在は、状態の良くない「不良土」のデータを集めて、原因を解明する業務に取り組んでいます。土質力学の世界は、まだふわっとした未解明な部分が多く、現場ではまだまだベテランの経験則に頼りがちなところがあります。

しかし、人がいなくなれば技術もそこで途切れてしまいます。私たちのグループが最終的に目指すのは、経験によらず誰でもデータを活用して、土の状態を判定できるシステムを作ることです。今は、属人的な「勘」を、万人が使える手段に変えるための準備をしているところですね。

目標は、圧倒的な知識と洞察力を持つ上司に追いつくこと。そして15年後には、人の命を救うことにつながるような、新たな発見を成し遂げたいと考えています。

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