水の浄化から新たな産業の創出へ
社会課題の解決へ

機能性材料グループ
立脇 征弘

独自の技術で、
新たな事業を

日本国土開発が開発した機能性材料は、水に含まれたヒ素などを吸着できる素材。私は、この素材を使ったビジネスを発展させる部分を担当しており、主にバングラデシュでの事業化に向けた取り組みをおこなっています。

バングラデシュをはじめとした南アジア地域では、ヒマラヤ山脈の地層に含まれたヒ素が井戸水に溶け込み、人々の健康を脅かしています。この問題を解決するべく、いま当社は機能性材料を用いた浄水プラントを現地に設置し、安全な飲料水を提供するためのテストを進めているところです。

安全な水の提供、その先にあるもの

このプロジェクトが発展することで、現地の人々の健康が守られたら、本当に喜ばしいことです。しかし、私たちはさらにその先も見据えながら活動をしていきたいと考えています。

たとえば、浄水プラントが普及すれば、その運用や保守に関する新しい仕事が生まれるかもしれません。また、人々が安全な水を得るためにかけていた時間を、もっと別のことに振り分けられるようになるかもしれません。
これまでなかった新しい産業を生み出し、社会全体を豊かにしていく可能性を秘めているのです。

日本と海外とでは商慣習も違い、苦労することも多くあります。自分でも、この歳になってから今まで経験したこともないような新しい領域に挑戦することになるとは思っていませんでした(笑)。
しかし、世界を舞台にして社会課題の解決に取り組むというこの仕事は、とてもチャレンジングで、やりがいがあります。このプロジェクトに関係する、国内外多くの人々と協力しながら、大きな夢を実現するために力を尽くしていきたいと考えています。

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