海上からの施工を完遂し、技術を蓄積
潮流の影響が少ない潮止まりの時間内に、総重量513トンのジャケットを正確に設置することは大きな課題でしたが、綿密な計画と正確な誘導により限られた時間内での設置に成功。その後、海底岩盤への定着、中詰め材や消波ブロックによる安定化など、様々な工程を経て、ジャケットを強固な締め切り構造物へと変化させていきました。 この他にも、コルゲートセル、ジャケットと場所打ちコンクリート堤の併用など、各地点の水深や地形に適応した工法を採用。すべての工事を海上から施工するという経験から得られた技術を活かし、この後の本四架橋門崎高架橋下部工事に取り組んでいきました。