昭和ワープトンネル

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昭和47年(1972年)12月、福岡県で水資源開発公団から発注された寺内ダムは、当社が間組(現 安藤・間)と共同企業体で手掛ける初めての大規模なロックフィルダムでした。
ダムは筑後川の治水目的で築造されるもので、堤高83m、堤体積300万㎥、洪水吐コンクリート量6万㎥の当時九州第一の規模を誇りました。

高度技術工事への参画を目指して

日本経済の拡大とともに年々増加する水需要に対応するため、ダム建設計画は日本各地で計画され、昭和40年代になると当社のゼネコン化方針に沿うように、ダム工事に参加する機会が増えていきました。 ダムは一般的に大規模工事であり、多様な技術を総合する土木工事としてその施工実績をつくることは、当社の大きな目標でした。

貴重な経験と実績を得て、成長のきっかけに

積込機械 CAT988ホイールローダーと32T.ダンプトラックのセットにより、仮排水工事から湛水まで4年3ヶ月という短期間で仕上がり、当社にとって長く記憶に残る記念すべきダム工事となりました。 この寺内ダム工事から貴重な経験と実績を得るとともに、大型ダム工事施工へ向けた多くの技術者が養成されました。 電源開発(株)大内ダム(昭和53年・450万㎥)、栃木県寺山ダム(昭和53年・120万㎥)、東京電力今市発電所上部ダム(昭和54年・250万㎥)など大型のロックフィルダム建設に参加し、実績を積み重ねていくことになりました。

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