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これからもずっと、学び続ける

土質グループ 中島 典昭

建設の基本である
「土」を仲立ちとして

まったくの異業種、異職種から縁あって日本国土開発に入社。当時の「技術研究所」での試験の補助から始まり、現場にも行き、研究開発の場に戻ってきて……と、20年以上にわたってずっと「土」に関する業務に携わってきました。

最初は土のスペシャリストたちの会話にまったくついて行けず、自分で何がわからないのかもわからない。周りから見れば「なんであなたが研究開発をやってるの?」という感じだったと思います。そんな状態の中から始まった私のキャリアですが、5年、10年、15年と経つうちに、徐々に話をできる相手が増え、人のつながりができ、仕事の面白さもわかってきたような気がします。

建設は大きく「土木」と「建築」に分けられます。使われる技術やものづくりのプロセスも異なりますが、いずれにも共通するのが「土」。建築に伴って残土が発生すると聞けば話をしに行き、汚染土の問題があると聞けば化学の専門家のところへ相談に行きました。「土」
を介して多くの人々から知恵を授かったことで、現在の私があるのだと思います。

土と新たな領域のシナジーを生み出す

いま、私たちは「土質」の情報化に取り組んでいます。私以上にさまざまなことを知るスペシャリストたちに蓄積された経験や知見、土質を大きく左右する現場や施工の状況に関する記録・記憶などを拾い集め、これからも当社が競争力を高めていくための糧にしようとしているのです。

そのためには、デジタルに関する知見は必須です。機械のことも、もちろん現場のことも知らなくてはいけません。これまで以上に、さまざまな領域の人々から学ぶことが重要になっていきます。

幸いにして、つくば未来センターには次々に新しい仲間たちが加わってきてくれています。彼ら、彼女らの新しい視点や考え方を吸収するだけでなく、私たちも長年にわたって培ってきた技術やノウハウを共有していくことで、ともに成長していきたいと考えています。