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技術紹介

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技術を通じた、人財・価値・事業の創造に挑みます

日本国土開発は、土工事をICT化するための研究、マシナリー(機械化施工)を進化させるための研究、独自に開発した機能性材料をはじめとした環境技術に関する研究などを行っています。それぞれの研究分野で培ってきた技術に異分野の知見を積極的に取り入れることで、新たな価値の創造に挑んでいきます。

土工技術のICT化に関する技術

UAV(ドローン)を用いた測量で地形を三次元図面化することで、どの土をどこで運ぶべきか、重機のオペレーションを効率化できるかなどを検証

デジタルデータを自ら集め、考え、使う

たとえば、UAV(ドローン)を用いた測量で地形を三次元図面化することで、どの土をどこで運ぶべきか、重機のオペレーションを効率化できるかなどを検証しやすくなります。また、場所によって異なる土質のデータ化などによって、より効果的な土質改良の方法などを選択できるようになります。
日本国土開発では、自ら土のデータを集め、考え、使うことができるエンジニアの育成を目指し、新卒入社のエンジニア全員がUAVの操作に関する研修を受講しています。

機械化施工の推進

機械化施工の推進

人の経験と技を機械へと昇華させる

回転式破砕混合工法®は、建設発生土の中でも特に「粘性土」の処理に大きな力を発揮します。これまで処理が難しく、廃棄物として処分していた粘性土を効果的に破砕、添加物と混合することで盛土などに使用できる、高品質な改良土を製造可能です。
日本国土開発では、この技術を進化させるとともに、河川工事などで使いやすい「自走型」タイプを開発。多発する洪水に対抗するための治水工事の現場で広く活躍しています。

新たな環境技術の開発

土木・建築と環境技術を結びつける

バングラデシュではヒマラヤ山脈に由来するヒ素が地下水に溶け込んでおり、3,000万人以上が汚染された水を飲んでいるといわれています。
これを解決するため、日本国土開発はダッカの西にある農村で機能性材料を用いた水浄化の試験プラントを運用。今後の展開に向けた試験を行っています。
日本国土開発は、こうした新たな環境技術と土木・建築と組み合わせ、新たな価値の創造に挑戦します。

土質の解明に関する技術

土質の解明に関する技術

土の経験・知見、記録・記憶を集積、統合し情報化する

ひと口に「土」と言っても、その性質は場所や工事の条件などによって大きく異なり、まさしく千差万別です。このことから、土砂改良の検討などには多くの経験や、そこで得られた「勘」などが求められ、建設業における機械化が進まない一因ともなっていました。
そこで、日本国土開発では現場から得られる土の情報のデータベース化を推進。工事に必要な土質のデータを、エンジニアが必要なときに利用できるようにすることで、工期の短縮や施工品質の向上に貢献することを目指しています。