
入社年:2018年
土木事業本部
- 施工管理者
- 白石 智己
2018年新卒入社。大学では機械工学を専攻していたが、「大きいものをつくりたい」という思いから土木職として日本国土開発へ。現在は熊本県の大雨による災害復旧工事で施工管理を担当する。趣味は海釣り。
- ※ 所属等は2026年10月現在のものです。
- 施工管理者
- ものづくりの最前線で、工事がスムーズに進むよう指示・調整を行う現場監督。
原価、品質、工程、安全などさまざまな要素を把握できる、高度な専門知識や経験が要求されます。
「大きいもの」をつくりたい
つくるなら、大きいものがいい。
大学で機械工学を学んでいた白石は、就職活動を進めるなかでそう考えるようになった。自動車、航空機、プラント、船舶。機械の世界には「大きいもの」は多くあり、白石自身、当初は全長数百メートルにもなる大型商船をつくる造船業界にも目を向けていた。けれど、もっと大きいものもある。たとえば、ダムだ。

学んでいた機械に限らず、とにかく大きいものに携わりたいと思っていました。ダムやトンネルという選択肢を知って、土木も面白そうだなと。
専攻にこだわるより、「ものづくり」という軸で仕事を選べばいい。そう考えた白石は、大学で学んだ分野とは異なる土木の世界へ飛び込んだ。

最初に配属されたメガソーラー造成工事の現場では、測量などを通して施工管理の基本を学びました。そして2現場目、入社前から希望していたダム工事に携われることになったんです。
堤高84メートル、堤頂長334メートル、総貯水容量3,100万立方メートル。白石が携わったダムは、容量でいえば東京ドーム(約124万立方メートル)およそ25杯分になる。まさに憧れていた「大きいもの」だ。しかし、これをつくる仕事は構造物としての巨大さに反して、想像以上に細かかった。
大きいものほど、細かく考える
ダムの現場には、資機材や設備を動かすための2台のタワークレーンがあった。コンクリートを打つのにも、次の作業に必要な道具を運ぶのにも使う。片方で打設を進めている間に、もう片方で何を動かすのか。コンクリート設備を清掃・整備している時間には、どの作業を進めるのか。きめ細やかな段取りや調整がなくては動かすことができない。

午前と午後で一回ずつ、協力業者の方とホワイトボードを囲んで、「何時から何時まで、誰がクレーンを使うのか」といった予定を細かく確認していました。計画する側と現場で指示を出す側の認識合わせも欠かせません。
一度に何百立方メートルものコンクリートを打つ、巨大なダム建設の裏側で繰り返されていたのは、工程や計画を一つずつ詰めていく緻密な仕事だった。

大きな構造物をどんどんつくっていくイメージでしたが、実際は細かな調整の積み重ねなんですよね。むしろ大きいものほど、一つひとつの段取りや確認が、その先の仕事を左右するのだと実感しました。
「大きいものをつくる」という仕事への白石の解像度は、現場に立ったことで一気に上がった。
その後は、熊本の私鉄駅移設、鹿児島のメガソーラー、北九州の工場内土壌汚染対策など異なる現場を経験したが、なかでも特に印象に残っているのが熊本の私鉄駅移設だ。工事を終え、切り替わった線路の上を電車が走り始めたときのことは忘れられない。

ダムのように圧倒的な大きさの構造物ではありませんが、自分が設置に携わったレールの上を実際に電車が走っていくのを見たときは、やっぱりうれしかったですね。
自分たちがつくったものが街の風景になり、そこに住む人の通勤や通学、買い物などの生活を支え、長きにわたって人生を動かし続ける。工事関係者のみならず、街の人々までもがプロジェクトの一員になるのである。
約10年前、当時学んでいた分野とは異なる「土木技術職」という道を選んだ白石。いま振り返っても、この選択をして良かったと感じているという。その物理的な巨大さが、圧倒的な達成感を与えてくれるから。多くの人々が技と経験を持ち寄り、一つのものをつくり上げることで生まれる一体感があるから。そして、自分たちの仕事の成果が長年にわたって数え切れないほどの人々の生活を支え、彼らの人生の一部になっていくという手ごたえがあるから。
やはり「大きいもの」はすばらしい。白石は、これからもそれを感じ続けたいと思っている。
白石さんの「成長の軌跡」
1年目
メガソーラーの現場に約半年間配属。測量などを経験しながら、施工管理の基本を学ぶ。
2〜3年目
2現場目で念願のダム工事へ。巨大な構造物をつくるためには、細かな工程調整や確認が欠かせないことを実感する。
4年目〜
熊本の私鉄駅移設、鹿児島のメガソーラー、北九州の工事など、さまざまな現場を経験し、仕事の幅を広げる。
現在
熊本で国道の災害復旧工事に携わる。今後はシールドなど、さらに未経験の工種にも挑戦したいと考えている。