数字を超えた、
答えを求めて

日本国土開発が取り組む関連事業。
その最前線で不動産開発、不動産投資に関する業務を行なう社員の成長の軌跡をご紹介します。

松葉 雄文

入社年:2022年

関連事業本部

2022年入社。大学で物理や数学などを学んだ後、長い歴史を持ちながらも新しいチャレンジに積極的な姿勢に惹かれ、日本国土開発に入社。趣味は音楽。ジャズピアノやアカペラなどをたしなむ。

※ 所属等は2023年9月現在のものです

松葉さんの職種「不動産開発」とは

不動産開発、不動産売買、土地区画整理事業などを手掛けます。
従来の「ゼネコン」のマーケットにとらわれない収益基盤の多様化に向けたビジネスモデルの創出に挑戦しています。

答えへ導いてくれる数字が好き

数字には無限の可能性がある。あらゆるものの答えを導き出し、理解を助けてくれる。さまざまな物理法則はもちろんのこと、人々が暮らす社会のこと、もしかすると宇宙の未来のことでさえ……。
松葉は、そんな数字の魅力に引き付けられた一人だ。

子供のころから数字が好きでした。
落書きも絵ではなく数字を書いていたこともあったと聞かされました。

そんな松葉が大学で数学を学んだこと、そして就職にあたって不動産開発に携わる道を選んだのは必然だったとも言える。

就職活動ではメーカーなどの理系職や不動産営業、大手デベロッパーも見ましたし、もちろん当社以外の建設系なども検討しました。色々な業界を見て回り、それぞれ面白いところがあると思いました。その上で、私が昔から大好きだった数字を扱う仕事をしたいと思いました。

大きな金額を動かす。それも、1年目からある程度の責任をもって行うことができる仕事……そんな観点で選んだのが、日本国土開発の不動産開発という仕事だった。 たとえば都心の一等地にありながら、築年数が古いがために家賃収入が限られている物件があるとする。そんな建物に投資して「価値」を高め、より多くの賃料収入を得られるようにするのも、不動産開発の仕事だ。

投資にはリスクも数多く存在するが、それらを1つ1つ解消した上でどのくらいの投資をすれば、どのくらいのリターンが得られるかを考え、実行していく。まさしく数字を使った仕事だ。
では、どうすれば不動産の価値を上げ、その価値を感じてもらえるのだろうか。
建物や内装のデザインかもしれないし、窓から見える風景かもしれない。さまざまな要因によって日々変化する街のイメージという可能性もある。

価値。それは不動産を利用する人が決めるもの。計算だけでは導けないものだった。

「価値創出」への挑戦

入社1年目から松葉が携わっているプロジェクトの中に、高級ホテルの開発プロジェクトがある。不動産開発により最大限のリターンを得るためには、宿泊者の求める価値を最大限に高め、提供する必要がある。
同じグレードのホテルをベンチマークにしたり、客層を調査したりすることはできるが、人が求める価値を算出することは容易ではない。自分の感性で判断していくしかないのだ。

私は学生時代までに一泊10万円くらいするようなホテルに泊まったことはありませんでした。しかし、ひとりの宿泊客として開発物件を見つめてみると、これまで気がつかなかったものが見えてきました。窓から見える風景のこと、照明がつくりだす雰囲気のこと、温泉の効能のような機能的なこと……。お客さまが、どのようなものに価値を見出し、お金を払いたいと思うのか。これは、実際に泊まってみたり、ターゲットとなりうる方々にお話を伺ってみたりしないと気づけないものでした。

楽しい。気持ちがいい。幸せ。そういった人の気持ちを満たすことが、不動産開発の本質。松葉はさまざまなプロジェクトに携わる中でそう気づいた。

価値の生み出し方、伝え方に正解はありません。上司も私の価値観やアイディアを尊重して、さまざまなことにチャレンジさせてくれます。不動産業界最大手のデベロッパーに比べたら、扱う数字は小さいかもしれません。それでも当社のビジネスはデベロッパーとして、プロジェクト全体を通じて、数字で計れるものから計れないものまで幅広く手掛けます。これを1年目から多くの経験ができることに、大きなやりがいを感じています。

松葉にはある夢がある。それは、生まれ育った地元に新たな価値を生み出し、活性化に貢献するということだ。

多かれ少なかれ地方は同じような状況にあるのではないかと思いますが、地元の岩手も過疎化などの課題を抱えています。でも、不動産開発には地方の課題を解決する力があると感じています。例えば海外投資家の方々は投資の判断が早く、地方でも既に多くの不動産開発を行っています。地域の活性化には海外投資家の方々ともうまく協同していきながら行っていくことが大事だと考えます。まだ具体的なアイディアやプランがあるわけではありませんが、いつか仕事の中で学んできたことを活かし、大好きな地元に恩返しをしたい。そう思っています。

数字で計れないものを生み出し、数字で計れるリターンを地元にもたらしたい。数字に魅せられてこの仕事を選んだ松葉の目はいま、数字の先にあるものを見据えている。

松葉さんの成長の軌跡

1年目

ホテルの開発案件、物流施設開発やコンバージョン事業を行うSPCへのエクイティ出資案件、自社所有地の売却事業などに携わる。「何の話をしているかわからない」という状況になることも多々あったが、自ら不動産開発・投資の勉強を重ねつつ、さまざまな打ち合わせ、プレゼンテーションに同席し、実践する中で知識と経験を得ていく。

2年目

リゾート地の物件購入、リゾート開発を行うファンドへのエクイティ出資案件などに携わる。どのような物件をどのように活用するかという不動産開発の「企画」を行う。マーケットに関する調査や事業性・投資効率の検証のほか、購入した物件でのイベントを企画・運営することも。