主張するのも夢への一歩

意欲あふれる若手社員には、積極的にチャンスを与える。それは、日本国土開発の人材育成に関する伝統。
自ら手を上げ、夢に近づいた社員の成長の軌跡をご紹介します。

中川 明音

入社年:2018年

建築事業本部住宅・生活事業部建築部

法学部法学科卒。文系学部卒でもものづくりに携わりたいと考え、現場事務を志す。趣味は小学生の頃から続けるソフトボール。ここで学んだチームプレーの大切さは仕事にも活きている。

※ 所属等は2021年9月現在のものです

中川さんの職種「現場事務」とは

作業所における経理、総務、式典段取りなどを担う仕事。
技術系の社員や職人さんとも連携しながら作業所長をサポートし、利益を生み出す現場が円滑に動くための環境をつくります。

いつか出るなら、はやく出たい

「これをおじいちゃん達が造ったんだぞ」
建設会社に務めていた祖父が、自ら手がけたダムや橋を見せながら、誇らしげに語る様子を、中川はずっと覚えている。一人では決してかたちにできない、巨大な建造物。どれだけの人が協力して、これをつくったのだろう。計り知れないダイナミズムは幼い中川に強い印象を残した。

文系学部の出身でしたし、建設会社の仕事内容がすべてわかっていたわけではありません。それでも、祖父の誇らしげな様子はずっと心に残っていて、就職活動では自然と建設業界を志すようになりました。

日本国土開発に入社した中川が最初に配属になったのは、支店の総務。会社の業務全般に携わり、土木や建築を問わず、さまざまな領域の社員とも交流しながら、社会人としての知識を身に着けていった。
「いつかは現場に出るといい」
中川の建設業界への情熱を知る当時の上司も、成長を見守りながらそう話してくれた。

でも、現場に出たいという気持ちが日に日に強くなるのを抑えることができなくなりました。それで、1年半ほど経った面談のときに「いつか現場に出ることになるのなら、はやく出たいです」と直談判したのです。

やる気のある者に仕事を任せ、成長させる。それは日本国土開発のモットー。「おお、そうか。それなら行ってこい!」。上司は快くそれを受け止め、翌週には早くも現場への配属が決まった。中川は、ついに念願の現場へと足を踏み出すことになる。

夢を伝え、夢のために動く

いま中川が働くのは、都内の小学校の新築工事の現場だ。着工当時から携わってきたこの工事も、はや終盤。竣工間近の建物を目にすると、日々胸にこみ上げるものがあるという。

9階建ての建物なのですが、何もない状態の頃を知っていることもあって、「よくここまで出来上がったなあ……」と。自分で手を動かしているわけではありませんが、このプロジェクトに携わってきた人の数や、その人たちの頑張りを間近で見てきているので。

どんな仕事でも「いいこと」ばかりではない。大変なこともあれば、落ち込むこともある。

まだ直面したことのない困難にぶつかることもあるかもしれない。それでも、中川はこれからのことを心配していない。

自分が何をしたいのか、どうしたいのかがわかっていれば、そのために動けばいいだけですから。日本国土開発には、若い人の夢や想いを受け止めて、真摯に向き合ってくれる人がたくさんいます。だから、夢も、悩みも、どんどん口に出していったらいいと思います。私も、後輩たちの声に耳を傾けて、彼らを応援できるような人になりたいと思います。

中川の今の目標は、もっとさまざまな現場を見て、そこで成長するということ。そして、「これを私たちがつくったんだよ」と、家族に自慢してみたい。そう思っている。

中川さんの成長の軌跡

1年目

研修終了後、支店の総務、建築関係の事務を務める。さまざまな社員とコミュニケーションを図りながら業務の基礎を学ぶ。1年半経過時に現場への配属を直談判。

2年目〜現在

都内の小学校の新築現場に、着工当初から携わる。日々、社員や職人さん、業者さんとコミュニケーションを図りながら、現場が円滑に動くように務めている。